キャピラリチューブ P136~P137(P131~P132)

 昔の家庭用冷蔵庫は、後ろに回れば圧縮機、凝縮器、銅の針金のように細いキャピラリチューブが見えて、楽しかったなぁ。 〈Googleキャピラリチューブ画像検索〉

 単なる細い管だけども、奥が深い。が、断然出題が少ない。でも、油断は禁物だ。(テキストは、3冷と違って2頁も(3冷は数行のみ)ある。)さて、あなたの挑戦する年度はどうなるかな?健闘をお祈りします。

 3冷でも出題される。お時間がれば合わせて勉強してください。3冷のページヘ

テキスト9次改訂版について

 『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応しています。適当に、8次改訂版のページを( )内に残してあります。

キャピラリチューブ P136~P137

・キャピラリチューブは、冷媒の絞り膨張機構の一種であり、小容量の冷凍装置に使われる。 H16学/08 答え

【◯】 家庭用冷蔵庫みたいな小さいのね。テキスト<9次:P136左 下から6行目>

・キャピラリチューブは、膨張弁と同様に高圧冷媒液を蒸発器へ絞り膨張させる絞り膨張機構の一種であり、容量の大きな冷凍装置や熱負荷変動の大きい冷凍装置に用いられている。 H18学/08 答え

【×】 キャピラリチューブの問題は、さりげなく?出題される。一夜漬けでは運が悪いと分からないかも。よく読んでおこう。テキスト<9次:P136左下>

キャピラリチューブは、膨張弁と同様に高圧冷媒液を蒸発器へ絞り膨張させる絞り膨張機構の一種であり、容量の小さな冷凍装置や熱負荷変動の少ない冷凍装置に用いられている。

・キャピラリチューブは、膨張弁と同じように高圧冷媒液を蒸発器へ絞り膨張させる絞り機構の一種である.凝縮器の圧力と過冷却度の状態によって流量が大きく変わるが、キャピラリチユーブ内で冷媒の流れが臨界状態に到達した場合には蒸発器の圧力の影響は受けない。 H24学/07 答え

【◯】 ぅむ。題意の通り。こういう問いは、テキストをじっくり読んでおくしかないです。<9次:P136右 12行目~>

・蒸発器の熱負荷変化に応じて冷媒流量を調節するため、乾式蒸発器では、一般に温度自動膨張弁や電子膨張弁が使用される。小容量の冷凍装置には、キャピラリチューブが膨張弁の代わりに使用されることも多い。 H28学/08 答え

【◯】 そうだね、家庭用冷蔵庫とかだね。 テキスト<9次:P136左下>冒頭部分。

・キャピラリチューブは、チューブの入口の冷媒の状態に大きく影響を受け、出口の圧力の影響は受けにくい流量特性があり、凝縮器の圧力と過冷却度を制御する特性をもっている。 R02学/08 答え

【◯】 ぅ~ん、キャピラリチューブは構造は簡単だけども奥が深く驚き又面白く思えるような特性がある。のような感じで楽しみたい。設問の内容はテキスト<9次:P137左>に記されている。(過冷却度を制御できるが過熱度はできない。)一度でも熟読しておこう。

 3種でも同じような内容で出題されているので、余裕があれば「3種の過去問ページ」を解いてほしい。

・小容量の冷凍装置には、キャピラリチューブが用いられている。キヤピラリチューブは、冷媒の流れの抵抗による圧力降下を利用して冷媒の絞り膨張を行うとともに、冷媒の流量を制御し、蒸発器出口冷媒の過熱度の制御を行う。 by echo 答え

【×】 流量の制御ができないから、過熱度制御もできないのです。(凝縮器の圧力と過冷却度の状態によって流量が変わる。)テキストは<9次:P137左 下2行~右>あたりを熟読。

・キャピラリチューブは、凝縮器の圧力と過冷却度の状態によって流量が大きく変わり、蒸発器圧力の影響は受けにくく過熱度制御ができない。従って、キャピラリチューブは蒸発器を制御するものではなく、凝縮器圧力と過冷却度を制御する特性を持っている。 by echo 答え

【◯】 テキスト<9次:P137左~右>まぶたを閉じて、イメージ的に記憶してみよう。

・受液器を持たない小容量で熱負荷変動の少ない冷凍装置では、凝縮圧力と過冷却度をキャピラリチューブが制御できるので、結果として、蒸発器内の冷媒状態が適正な冷凍サイクルから大きく外れてしまう。このような動作をキャピラリチューブの自己満足機能、自己否定特性などという。 by echo 答え

【×】 思わず笑ってしまった。(長文失礼しました。)テキスト<9次:P137右 2行目(しかし、)~>

受液器を持たない小容量で熱負荷変動の少ない冷凍装置では、凝縮圧力と過冷却度をキャピラリチューブが制御できるので、結果として、蒸発器内の冷媒状態が適正な冷凍サイクルから大きく外れることなく運転できる。このような動作をキャピラリチューブの自己調整機能、自己制御特性などと言う。

 キャピラリ君、「自己調整機能」とか「自己制御特性」なんて、カッコよいですね。

・キャピラリチューブは、膨張弁と同じように高圧冷媒液を蒸発器へ絞り膨張させる絞り機構の一種である。キャピラリチューブは、チューブの入口の冷媒の状態に大きく影響を受け、出口の圧力の影響は受けにくい流量特性があり、凝縮器の圧力と過冷却度を制御する特性を持っている。 R04学/08 答え

【◯】 良問題です。(ココまで問題をこなした貴方は楽勝!)

・冷媒は、キャピラリチューブの入口に過冷却された液の状態で流入し、圧力と温度が大きく低下した気液二相の状態で出口から流出する。 R05学/08 答え

【◯】 テキストを満遍なく読む必要あり。テキストは<9次:P136右 2~7行>

 07/12/17 08/06/29 09/03/14 10/10/09 11/08/01 12/05/19 13/12/21 14/09/02 17/03/11 20/11/28 22/03/20 23/12/12

修正・訂正箇所履歴

【2016/07/23 新設】(← 履歴をここに作った日

  • テキスト8次改訂版へ対応済み。解説見直し。(2017/01/02)
  • 全般的に見直し、及び予想問題 by echo 追加。(2022(R04)/03/20)
  • 『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応。(2023(R05)/09/23)
  • 解説等見直し。(2023(R05)/09/23)

【参考文献・リンク】

  • 初級 受検テキスト(SIによる初級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 上級 受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

Back to top ↑

Back to top ↑

^