低圧・高圧圧力スイッチ P150~P152(P145~P146)

 『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』<9次改訂版目次>

  • 10.13.2 低圧圧力スイッチおよび高圧圧力スイッチ P150~152
    • (1) 低圧圧力スイッチ P150~151
    • (2) 高圧圧力スイッチ P151~152
    • (3) 高低圧圧力スイッチ P152

 試験では学識編の内容が「保安管理技術」試験で出題されているようである。(理由は、不明)

テキスト9次改訂版について

 『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応しています。適当に、8次改訂版のページを( )内に残してあります。


(1) 低圧圧力スイッチ P150~P151

 一度テキスト読めば、楽勝だと思います。テキスト<9次:P150左~P151左>

・自動復帰形の低圧圧力スイッチを用い、それの作動圧力の入り切り差をあまり小さく設定すると、圧縮機の電動機焼損の原因となることがある。 H23学/08 答え

【◯】 なんとなく「正しい」と、わかる問題。テキスト<9次:P151左上>

・低圧圧力スイッチは、冷凍負荷が減少して蒸発圧力が低下した場合に、その圧力低下を検出して圧縮機を停止させることがきる。 H23保/05 答え

【◯】 その通り。ちなみに自動復帰で再始動させる。<9次:P150右 ((1) 低圧圧力スイッチ)>の冒頭部分。

・低圧圧力スイッチは、冷凍装置の圧縮機の吸込み配管に接続し、冷凍負荷が増加して蒸発圧力が上昇したとき、その圧力を検出して圧縮機電源回路を遮断して停止させるのに使用する。この他に、多気筒圧縮機のアンローダ用の電磁弁の開閉などにも使用される。 H25保/05 答え

【×】 ぅーん、文章が長いが、よく読めば楽勝!?<9次:P150右 ((1) 低圧圧力スイッチ)>冒頭部分。

  低圧圧力スイッチは、冷凍装置の圧縮機の吸込み配管に接続し、冷凍負荷が減少して蒸発圧力が低下したとき、、その圧力を検出して圧縮機電源回路を遮断して停止させるのに使用する。この他に、多気筒圧縮機のアンローダ用の電磁弁の開閉などにも使用される。

・低圧圧力スイッチは、冷凍負荷の減少などで圧縮機吸込み圧力が低下した場合には、その圧力低下を検知して圧縮機を停止させる。 H26保/05 答え

【◯】 ぅむ。H23年度と同等の問題。
 低圧圧力スイッチは、近年多く出題されるようになった。(2015(H27)/07/03記す)

・低圧圧力スイッチを使用する場合、冷凍装置の圧縮機の吸込み蒸気配管にその圧力検出端を接続する。このスイッチは、一般に、蒸発圧力が異常に上昇したとき、その圧力を検出して圧縮機電源回路を遮断し、圧縮機を停止することに使用される。 R01保/05  R05保/05(「停止させることに用いる。」、他同じ。)答え

【×】 長文だけど、あなたなら無問題。正しい文章にしてみましょう。

  低圧圧力スイッチを使用する場合、冷凍装置の圧縮機の吸込み蒸気配管にその圧力検出端を接続する。このスイッチは、一般に、 蒸発圧力が低下したとき、その圧力を検出して圧縮機電源回路を遮断し、圧縮機を停止することに使用される。

・低圧圧力スイッチは、冷凍装置の圧縮機吸込み蒸気配管に圧力検出端を接続し、冷凍負荷が大きくなって蒸発圧力が低下したとき、吸込み圧力の低下を検出して圧縮機の電源回路を遮断し、停止させるのに使用する。 R04保/05 答え

【×】 ぅむ。テキスト<9次:P150右 ((1) 低圧圧力スイッチ)>冒頭部分。

低圧圧力スイッチは、冷凍装置の圧縮機吸込み蒸気配管に圧力検出端を接続し、冷凍負荷が減少して蒸発圧力が低下したとき、吸込み圧力の低下を検出して圧縮機の電源回路を遮断し、停止させるのに使用する。


(2) 高圧圧力スイッチ P151~P152

 たまにしか出ないので、確実にGET!したい。テキストは<9次:P151 ((2) 高圧圧力スイッチ)

・冷凍装置の高圧圧力の異常な圧力の上昇を防止する高圧圧力スイッチは、安全装置としての高圧遮断装置であり、原則として手動復帰式である。 H28保/05 答え

【◯】 その通り。 テキスト<9次:P152左 4行目>

・高圧圧力スイッチは、圧縮機吐出し圧力が設定圧力に達すると、圧縮機を停止させる。 H23保/05 答え

【◯】 ぅむ。

・圧縮機の保護や冷凍装置の保安を目的とする圧力スイッチは、原則として自動復帰形を用いる。 H23保/05 答え

【×】 手動復帰である。テキスト<9次:P152左 4行目>

・高圧圧力スイッチを凝縮器用送風機の台数制御に用いる場合には、手動復帰式でなければならない。 H18保/05 答え

【×】 できました?

高圧圧力スイッチを凝縮器用送風機の台数制御に用いる場合には、自動復帰式でなければならない。

 テキスト<9次:P152左 6行目>ズバリ的。 自動復帰じゃなければ台数制御できませんよね。

・手動復帰形の高圧圧力スイッチは、保安のための安全装置として用いるものであり、空冷凝縮器の送風機の台数制御には用いられない。 H27保/05 答え

【◯】 ぅむ、そうだね。自動復帰形を用いる。

・高圧圧力スイッチは、冷凍装置の高圧圧力の異常な上昇を防止するための安全装置として用いるほか、空冷凝縮器の送風機の台数制御にも用いられる。これらの目的で使用される場合の高圧圧力スイッチは、手動復帰形でなければならない。 R02保/05 答え

【×】 (>o<;)令和では長文で登場!

高圧圧力スイッチは、冷凍装置の高圧圧力の異常な上昇を防止するための安全装置として用いるほか、空冷凝縮器の送風機の台数制御にも用いられる。これらの目的で使用される場合の高圧圧力スイッチは、自動復帰形でなければならない。

 設問の前半は、テキスト<9次:P151左 ((2) 高圧圧力スイッチ)>の冒頭部分、後半は<9次:P152左 4行目~>。

・保安のための安全装置として用いる高圧圧力スイッチは、原則として手動復帰形であるが、高圧圧力スイッチを凝縮器の送風機の台数制御などに用いる場合には、制御用であるので自動復帰形を用いる。 R04保/05 答え

【◯】 はぃ。テキスト<9次:P152左 4行目~>

 05/05/21 07/12/17 08/06/29 09/03/14 10/10/09 11/07/25 12/05/20 13/12/23 14/09/03 16/09/14 17/01/03  20/11/21 22/03/17 23/12/12

修正・訂正箇所履歴

【2016/07/24 新設】(← 履歴をここに作った日

  • テキスト8次改訂版へ対応済み。解説見直し。(2017(H29)/01/03)
  • 全般的に見直し。(2022(R04)/03/17)
  • 『上級 受検テキスト:日本冷凍空調学会』9次改訂版(令和4年11月8日改訂)に対応。(2023(R05)/09/24)
  • 解説等見直し。(2023(R05)/09/24)

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【参考文献・リンク】

  • 初級 受検テキスト(SIによる初級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 上級 受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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