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安全弁2-圧力と保安P152~P154

 『初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P152~P1154 (12.2.2 吹始め圧力、吹出し圧力) (12.2.3 保安上の措置)を、穏やかにじっくりと熟読したい。

吹始め圧力・吹出し圧力(作動圧力)P152,153

 この問題が解けないと、ヤバイかも。

・安全弁の作動圧力は、許容圧力を元にして定められる。 H16/11 答え

【◯】 作動圧力とは「吹始め圧力」と「吹出し圧力」のことで、圧縮機用は吐出し側許容圧力、容器用は高圧部若しくは低圧部の許容圧力をもとに決められる。
 テキスト的には、
  作動圧力に関しては、<8次:P152 (12.2.2 吹始め圧力、吹出し圧力)>の冒頭の太字。
  許容圧力に関しては、<8次:P153 5行目~(  許容圧力 という文字を探すこと)>です。

・安全弁の作動圧力は、耐圧試験圧力を基準として定める。 H19/11 答え

【×】 テキスト<8次: (12.1 許容圧力以下に戻す安全装置)の最後の行>。
 許容圧力を基準としている。(破裂板(耐圧試験圧力以下)と混同しない<8次:P154 (12.3 溶栓)>、耐圧試験圧力については、P144(5))

・安全弁の作動圧力とは、吹始め圧力と吹出し圧力のことである。 H17/11 答え

【◯】 ぅむ、テキスト<8次:P152 (12.2.2 吹始め圧力、吹出し圧力)>の冒頭の太字。

・冷凍保安規則関係例示基準では、冷凍装置の安全弁の作動圧力とは吹始め圧力と吹出し圧力のことである。 H19/11 答え

【◯】 じっくりテキストを読んで、作動圧力、吹始め圧力、吹出し圧力を把握しておこう。テキスト<8次:P152 (12.2.2 吹始め圧力、吹出し圧力)>の冒頭の太字。

・冷凍装置の安全弁の作動圧力は、吹始め圧力ではなく、吹出し圧力のことである。 H25/11 答え

【×】 今度は、バツです。
 さりげなくバツの問題ですけど、勉強してないと考えこむかも。あなたなら大丈夫。正しい文章にしておきますかね。

  冷凍装置の安全弁の作動圧力は、吹始め圧力および吹出し圧力のことである

・冷凍装置の安全弁の作動圧力とは、吹始め圧力と吹出し圧力のことである。この圧力は耐圧試験圧力を基準として定める。 H29/11 R02/11 答え

【×】 作動圧力と基準圧力の両方を問うコラボ問題です。 耐圧試験圧力 → 許容圧力
 テキスト的には、
  作動圧力に関しては、<8次:P152 (12.2.2 吹始め圧力、吹出し圧力)>の冒頭の太字。
  許容圧力に関しては、<8次:P153 5行目~>です。


安全装置の保安上の措置

 安全弁を含む安全装置の保守管理の問いです。勉強してなくても、なんとなくわかると思いますが点点点。年代順になってます。

・安全弁には、それの吹始め圧力を表示しなければならない。 H09/10 答え

【◯】 題意の通り テキストは<8次:P153 下2行>

・凝縮器の安全弁の元弁は、ガス漏れを防止するため、停止中は閉止する方がよい。 H11/11 答え

【×】 修理等以外「常時開」です。テキスト<8次:P154 5~6行>です。
 ─【参考】─

冷規第九条第1号
  安全弁に付帯して設けた止め弁は、常に全開にしておくこと。ただし、安全弁の修理又は清掃(以下「修理等」という。)のため特に必要な場合は、この限りではない。

・安全装置の保守管理として、1年以内毎に安全弁の作動の検査を行い、検査記録を残しておいた H15/11 答え

【◯】 その通り、一に安全二に安全。テキスト<8次:P154 1~4行>です。

・安全弁の保守管理に関しては、危害予防規程などで規定されており、冷凍施設の保安上の検査基準では、1年以内ごとに作動の検査を行い、検査記録を残しておく必要がある。 H17/11 答え

【◯】 題意の通り。テキスト<8次:P154 1~4行>

・安全弁の放出管は、一般に安全弁の口径以上の内径とする。なお、アンモニア用の安全弁の放出管には、除害設備を設ける。 H20/11 答え

【◯】 テキスト<8次:P153 下から4行目~>を読む。
 除害設備とはアンモニアを水で薄めるなどの方法を用いて大気中に放出しないような設備のこと。(テキスト<8次:P154 10、11行>(除外設備について))

・圧力容器に取り付ける安全弁には、検査のために止め弁を設けるが、この止め弁には「常時開」の表示をするなど、止め弁の操作に間違いのないようにしなければならない。 H21/11 答え

【◯】 なんとなく分かる問題。 テキスト<8次:P154 5~6行>

・安全弁にはそれの検査のために止め弁を設けることができるが、検査時を除き止め弁を開にしておき「常時開」の表示をする。 H22/11 答え

【◯】 ぅむ。素直な問題。 テキスト<8次:P154 5~6行>

・圧力容器などに取り付ける安全弁には、止め弁を設ける。これは、安全弁が作動したときに冷媒が漏れ続けないようにするためである。 H26/11 答え

【×】 笑)これを間違うようじゃ、勉強不足バレバレ。
 修理等のために設ける。 テキスト<8次:P154 5~6行>

・安全弁の各部のガス通路面積は、安全弁の口径面積より小さくしてはならない。また、作動圧力を設定した後、封印できる構造であることが必要である。 H27/11  R04/11( ← ・・・した後、設定圧力が変更できないように封印できる構造であることが必要である。 赤字のみ。他同じ。)答え

【◯】 ぅむ! テキスト<8次:P153 下から4行目~>ズバリですね。

・圧力容器などに取り付ける安全弁には、修理等のために止め弁を設ける。修理等のとき以外は、この止め弁を常に閉じておかなければならない。 R03/11 答え

【×】 無言。テキスト<8次:P154 5行目>

圧力容器などに取り付ける安全弁には、修理等のために止め弁を設ける。修理等のとき以外は、この止め弁を常に開にしてお(き「常時開」の表示をする。)かなければならない。 「常時開」表示 云々は、なくてもよいかも。

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 『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版への見直し、済。(22/01/17)

修正・訂正箇所履歴

【2016/06/07 新設】

  • 「安全弁の保安」を年代順に並び替え。(2016(H28)/08/20)
  • テキスト8次改訂版(R01(2019)-11月改訂)へ対応、および、文章を見直し。(2020(R02)/06/30)
  • 全般的に見直し。(2022(R04)/01/17)

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【参考文献】

  • 初級 受検テキスト(SIによる初級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 上級 受検テキスト(SIによる上級受検テキスト):日本冷凍空調学会
  • 冷凍機械責任者(1・2・3冷)試験問題と解答例(13):日本冷凍空調学会
  • 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院
  • 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集 :電気書院

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