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テキスト読んで、過去問をこなしていれば特に問題ないかと。
基準凝縮温度50℃においての、「板厚」と「最高使用圧力」による2通りの判定がある。どちらの解答でもよい。
最高使用圧力Paとすると、 (『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P172左 ((12.8)式)>)
最高使用圧力Paが、基準凝縮温度50℃における設計圧力1.9Mpaより高ければ使用可能である。
最高使用圧力は、1.95Mpaである。(四捨五入しないこと。切り捨て。)
答え この容器の最高使用圧力は1.95Mpaであり、設計圧力1.9Mpaであるから使用可能である。
耐圧試験の圧力は、液体で行う場合には設計圧力または許容圧力のいずれか低いほうの圧力の1.5倍以上の圧力とする
(『SIによる 上級 冷凍受験テキスト』<8次:P181左 ((4) 試験圧力)>)
この容器は基準温度50℃で使用するので、冷凍保安器則関係例示基準の表によると設計圧力は1.9Mpaである。
よって、1.5倍の試験圧力は
1.9 × 1.5 = 2.85 である。よって試験圧力3.0Mpaは1.5倍以上であるから正しい。
さらに、この3.0Mpaで破壊しないことを確認する必要がある。
試験圧力3.0Mpaが作用したときの「円筒胴接線方向応力σt」が「鋼板の許容引張応力 σa = 100 N/mm^2」以下であることを確認すればよい。
円筒胴の接線方向の応力σtといえば、
(『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P169右 ((12.1)式)>)
数値代入して
答え 試験圧力3.0Mpaは、この容器の基準温度50℃における冷凍保安器則関係例示基準によると設計圧力1.9Mpaの1.5倍以上であり、かつ、 この試験圧力により誘起される円筒胴接線方向応力σtは93.7 N/mm^2であるので、鋼板の許容引張応力σa100 N/mm^2より小さい。よって試験圧力3.0Mpaの選定は正しい。
長い文章を書きましたが、本番ではポイントを掴んで短縮してください。時間との戦いになると思います。なので、時間を測りながら勉強をしておきましょう。
【2016/03/19 新設】