1種冷凍学識計算講習検定試験攻略-問1:平成26年度

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二段圧縮一段膨張冷凍装置です。

 熱収支さえ把握できていれば、特に問題ないでしょう。問題文に線図がないの勉強してないと戸惑うかもしれません。

第一種冷凍機械責任者試験 平成26年度(講習検定試験)

問1 R410A二段圧縮一段膨張冷凍装置を下記条件で運転している。のとき、次の(1)~(4)について、それぞれ解答用紙の所定欄に計算式を示して答えよ。ただし、圧縮機における 機械的摩擦損失仕事は、熱となって冷媒に加えられるものとし、機器及び配管と周囲との間で熱の出入りはないものとする。

(20点)

平成26年度1種冷凍講習検定試験問1冷凍装置の運転条件

 (1) 低段側冷媒循環量qmro(kg/s)を求めよ。

 (2) 中間冷却器の冷却能力Φm(kW)を求めよ。

 (3) 高段側の冷媒循環量qmrk(kg/s)を求めよ。

 (4) 圧縮機の総駆動軸動力P(kW)を求めよ。

なにはともあれ、概略図と(線図)を描きましょう。

第一種冷凍機械責任者学識【講習検定】平成26年度問1線図(二段圧縮一段膨張) 第一種冷凍機械責任者学識【講習検定】平成26年度問1概略図(二段圧縮一段膨張)

数値を書き加えるとウッカリミスが減るかもね。概略図もサクッと描けられれば鬼に金棒です。 目をつぶっても描けるぐらいなら合格!

(1) 低段側冷媒循環量qmro(kg/s)を求めよ。

 2冷レベルです。

Φo = qmro(h1 - h8)の説明用概略図

基本式
Φoとqmroの基本式

 ここに、h7 = h8

 では、
Φoとqmroの基本式へ数値代入

  答え 0.463 (kg/s)

(2) 中間冷却器の冷却能力Φm(kW)を求めよ。

 中間冷却器冷却能力Φmは(1)でqmroを求めたので、これを使いましょう。(参考:『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<9次(8次):P28左(2.25)式>)

中間冷却器冷却能力求め用理論p-h線図

 図は理論上のp-h線図です。中間冷却器では、

  • h5からh7へqmroが冷却される。
  • h2からh3へqmroが冷却される。

 と、覚える。

 なので、中間冷却器の必要冷却能力Φmは

 Φm = qmro(h5 - h7)+qmro(h2 - h3)
  = qmro[(h5 - h7)+(h2 - h3)]

 と、覚える。

参考 : 中間冷却器バイパス冷媒循環量q´mroからも求められます。

 Φm = q´mro(h3 - h6)

 この問題は、理論値ではありませんから、実際の吐出し比エンタルピーh2´を求めます。(図を参考)

実際のp-h線図h2´用

h2´を求める式


 じゃ、値を入れます。

h2´を求める式へ数値代入

 では、Φmの式に値を入れます。

 ここで、h5 = h6

Φmを求める式へ数値代入

  答え 33.6 (kW)

(3) 高段側の冷媒循環量qmrk(kg/s)を求めよ。

サクッと片付けましょう。

基本式<説明略>

 qmrk = qmro + q´mro

 Φm = q´mro(h3 - h6)


q´mroを求める式へ数値代入 qmrkを求める式へ数値代入

  答え 0.649 (kg/s)

(4) 圧縮機の総駆動軸動力P(kW)を求めよ。

   PLを求める    PHを求める

 では、Pを

   P = PL + PH = 22.5 + 25.9 = 48.4

   答え 48.4 (kW)

コメント

 中間冷却器の冷却能力Φmが登場しましたが、勉強していれば全然問題ないレベルでしょう。(講習検定であればなおさらです。)

訂正箇所履歴

【2018(H30)/07/16 新設】

  • (4)PLを求める式内「467」→「450」に訂正、及び、数式の記述を変更。(2022(R04)/02/26)
  • 『上級 冷凍受験テキスト』9次改訂版に対応。(2023(R05)/05/31)

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