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過去問をこなしているなら、無問題!!
問5 下記の仕様で製作された円筒胴圧力容器を、R404A用の高圧受液器として使用したい。これについて、次の(1)の問に、解答用紙の所定欄に計算式を示して答えよ。また、(2)の問に、解答用紙の所定欄に計算式を示して答えよ。
(20点)
(円筒胴圧力容器の仕様)
使用鋼板 SM400B
円筒胴の外径 Do = 620 mm
円筒胴板の厚さ ta = 13 mm
円筒胴板の腐れしろ α = 1 mm
円筒胴板の溶接継手の効率 η = 0.7
ただし、R404Aの各基準凝縮温度における設計圧力は、次表の圧力を使用するものとする。
(1) この受液器が使用できる最高の基準凝縮温度(℃)を求めよ。また、その基準凝縮温度を選択した理由を記せ。
(2) この受液器に、基準凝縮温度50℃の設計圧力が作用したとき、円筒胴板に誘起される接線方向の引張応力σt(N/mm^2)と長手方向の引張応力σ1(N/mm^2)をそれぞれ求めよ。
許容圧力は限界圧力(最高使用圧力)である。限界圧力をPaとすると、
使用鋼板SM400Bの許容引張応力σa=100N/m^2とする。
ここで、円筒銅内径Diは、
Di=620-13×2=594mmである。
数値代入しましょ。
(切り捨て)
答え 設計圧力は、限界圧力2.76Mpsを超えてはならないので、表より設計圧力は2.48Mpaまで使用可能であり、 このときの基準凝縮温度は55℃である。したがって、この容器が使用できる最高の基準凝縮温度は55℃である。
(どんな問題の答えでも記述できるようにするために、ただ覚えるのではなくて 設計圧力
限界圧力
基準凝縮温度
の関係をイメージして文章を組み立てられるようにしておこう。
【2020(R01)/02/08 新設】