EchoLand-plus
令和元年度と同じです。(数値も全く同じです。今年もビックリ❢❢😲😦😮)
問1 R404Aを冷媒とする二段圧縮二段膨張の冷凍装置を、下記の冷凍サイクルの運転条件で運転する。この装置の冷凍能力が100kWであるとき、次の(1)から(3)の問に、解答用紙の所定欄に計算式を示して答えよ。
ただし、圧縮機の機械的摩擦損失仕事は吐き出しガスに熱として加わるものとする。また、配管での熱の出入りおよび圧力損失はないものとする。
(20点)
(理論冷凍サイクルの運転条件)
低段圧縮機吸込み蒸気の比エンタルピー h1 = 360 kJ/kg
低段圧縮機の断熱圧縮後の吐出しガスの比エンタルピー h2 = 385 kJ/kg
高段圧縮機吸込み蒸気の比エンタルピー h3 = 365 kJ/kg
高段圧縮機の断熱圧縮後の吐出しガスの比エンタルピー h4 = 390 kJ/kg
中間冷却器用膨張弁直前の液の比エンタルピー h5 = 240 kJ/kg
蒸発器用膨張弁直前の液の比エンタルピー h7 = 200 kJ/kg
(実際の冷凍装置の運転条件)
圧縮機の断熱効率(低段側、高段側とも) ηc = 0.70
圧縮機の機械効率(低段側、高段側とも) ηm = 0.90
(1)蒸発器の冷媒循環量 qmro(kg/s)を求めよ。(小数点以下第3位までとする)。
(2)凝縮器の冷媒循環量 qmrk(kg/s)を求めよ。(小数点以下第2位までとする)。
(3)実際の成績係数 (COP)R を求めよ。(小数点以下第2位までとする)。

qmro を求める基本式はこれ。(2冷レベルです🌝)
qmro = Φo / (h1 - h8)
数値代入しましょ。
qmro = 100 / (360 - 200)
= 0.625 kg/s
答え qmro = 0.625 (kg/s)
qmrkとqmroを含む中間冷却器の熱収支の式を組み立てます。

図を見て、中間冷却器に入るものと出るものを、左辺と右辺に並べます。
なので、
qmrkh6 + qmroh2´ = qmrkh3 + qmroh7
注)実際の吐出しガス比エンタルピー h2´ であることに注意してください。
qmrkを求めるため式を変形します。
qmrkh6 - qmrkh3 = qmroh7 - qmroh2´
ではなくて、
比エンタルピー値の大小を考えて移行します。
qmroh2´ - qmroh7 = qmrkh3 - qmrkh6
まとめて、
qmro(h2´ - h7) = qmrk(h3 - h6)
これで、熱収支式が出来上がりました。どんな問いでも解けることでしょう。✌️
h2´ は、
h2´ = h1 + (h2 - h1) / ηcηm
数値代入します。
h2´ = 360 + (385 - 360) / 0.70 × 0.90
= 360 + 25 × 0.63
= 360 + 39.68525
≒ 400 kJ/kg
qmrkを求めるには先述の熱収支式を使います。
qmro(h2´ - h7) = qmrk(h3 - h6)
qmrkは、
qmrk = qmro(h2´ - h7) / (h3 - h6)
数値代入しましょ。
qmrk = 0.625 × (400 - 200) / (365 - 240)
= 0.625 × 200 / 125
= 1.00 kg/s
答え qmrk = 1.00 (kg/s)

基本式は、(2冷レベル)
(COP)R = Φo / PL + PH
PL = qmro (h2 - h1) / ηcηm
PH = qmrk (h4 - h3) / ηcηm
数値代入して一気に✌️
PL = 0.625 × (385 - 360) / 0.70 × 0.90 ≒ 24.8 kJ/kg
PH = 1.00 × (390 - 365) / 0.70 × 0.90 ≒ 39.7 kJ/kg
(COP)R = 100 / (24.8 + 39.7) = 100 / 64.5 ≒ 1.55
答え (COP)R = 1.55
ポイント
ご健闘をお祈りします。
【2026(R08)/01/28 新設】