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線図を書く問題は、出る頻度が多いです。(この問題は、1種冷凍学識計算攻略ホットガスバイパス冷凍サイクルで使用しています。)
線図を書く問題は、出る頻度が多いです。上級テキストに掲載されているp-h線図は、目を閉じていても書くことができるようになれば…、祝合格!
概略図を参考にしてください。
なにわともあれ混合部分の熱収支の式を組み立てます。
さて、冷凍能力Φoを求める計算式は…、蒸発器入口の点に注意してくださいね。
Φo = qr(h1-h4) じゃ、ないですよ
Φo = qr(h1-h6) -----(1)
ここで、問題で指定されている数値を考えると、h6の比エンタルピーが分かりません。これが、この問題のポイントです。 この問題の作者が解いてもらいたいところ、つまり採点者が見るポイントになります。
さぁ、点4、点5、点6の熱収支計算式を考えます。
前ページで学習した、混合点で左辺に流入するもの、右辺に流出するものを書きましょう!
qr2・h5 + qr1・h4 = qr・h6 -----(2)
(2)式から、h6を求めます。問1で書いたp-h線図に指定された数値を書き込んであります。
さぁ、(1)式から一気にかたづけましょう。
Φo = qr(h1 - h6) = 0.5 (399.5 - 278.6) = 60.45(kW)
答え 60.45(kW)(60.5でもよいと思います。)
どうでしょうか、熱収支さえ分かれば手のひらで転がすように簡単です。もう、これはサービス問題のようになってしまいます。
(3)の問題は、怒濤のごとくサクッとかたづけましょう。
そうです、スマートに、スッキリに。
ってことで、比エンタルピーだけで求められる式ができあがりです。
これは、もう覚えているかもしれませんが…。ま、過去問こなしているうちに 自然に出てくる式だと思います。
答え 2.545(2.55でもよいと思います。)
h6の値が求めることができなければ撃沈でしょう。ご健闘をお祈りしています。
【2018(H30)/07/24 新設】