種類はココで、ザッと把握しておきたい。過去問題は役に立たないので echo 予想問題を記しておこう。(2021(R03)/12/30記ス))
・乾式蒸発器は、冷媒の蒸発形態は冷却管内であり、空気冷却用蒸発器と液体冷却用蒸発器に大別される。 by echo
【◯】 はぃ。この先、この2種類の蒸発器について詳しく出題されます。大枠を把握しておきましょう。
・蒸発器は、冷媒の供給方式により、乾式、満液式に分類される。シェル側に冷媒を供給し、冷却管内にブラインを流して冷却するシェルアンドチューブ蒸発器は乾式である。 by echo
【×】 令和元年度の問6を少々改編した問題。
テキスト<8次:P79 2,3行目>から読み取る。正しい文章にしてみましょう。
(冷却管(チューブ))
蒸発器は、冷媒の供給方式により、乾式、満液式に分類される。冷却管内に冷媒を供給し、シェル側にブラインを流して冷却するシェルアンドチューブ蒸発器は乾式である。
・蒸発器は冷媒の蒸発形態により乾式蒸発器、満液式蒸発器に分類される。乾式のシェルアンドチューブ乾式蒸発器は、冷却管内に冷媒を供給しシェル側にブラインを流して冷却する冷却管内蒸発であり、満液式のシェルアンドチューブ満液式蒸発器は冷却管外蒸発である。 by echo
【◯】 シェルアンドチューブ乾式蒸発器はテキスト<8次:P83 (図 7.8)>参照、シェルアンドチューブ満液式蒸発器はテキスト<8次:P87 (図 7.12)>参照、 この2つのシェルアンドチューブ蒸発器を把握することは重要なポイントです。
基本的な冷凍サイクルが分かっていれば楽勝。テキスト<8次:P79 2~7行目>
・乾式蒸発器へ供給される冷媒量は、一般に蒸発器自体の過熱度制御機能により流量制御される。 by echo
【×】 蒸発器自体で過熱度制御はできません。テキスト<8次:P79 8行目~>
乾式蒸発器へ供給される冷媒量は、一般に温度自動膨張弁の過熱度制御機能により流量制御される。
・フルオロカーボン冷媒冷凍装置の、冷媒液に溶け込んでいる冷凍機油は、乾式蒸発器の冷却管内で分離され冷媒蒸気とともに圧縮機へ吸い込まれる。 by echo
【◯】 フルオロカーボン冷媒とよく溶け合う冷凍機油を選定(テキスト<8次:P52 21行目>)して、圧縮機に戻るようにすると学習しました。テキスト<8次:P79 9行目~>
・アンモニア冷媒冷凍装置の冷凍機油(鉱油)はアンモニアと溶け合わないので、乾式蒸発器の冷却管内に滞留することはない。 by echo
【×】 溶け合わない鉱油は冷却管内に滞留しやすいのです。受液器などの底部にたまった鉱油を抜いて冷媒設備内に油分が滞留しないようにしなければなりません。テキスト<8次:P79 10行目~ (P54 7行目~)>
冷凍機油と圧力降下がポイント。テキスト<8次:P79 8~16行目>
・乾式蒸発器では、冷却管内を冷媒が流れるため、冷媒の圧力降下が大きくなる。蒸発器の出入口の圧力降下が大きいと冷媒の蒸発温度差が小さくなり、冷却能力が低下する。 by echo
【×】 蒸発器の出入口の圧力降下が大きいと冷媒の蒸発温度差が大きくなり、冷却能力が低下する。
です!
p-h線図は、蒸発器入口(点4)から出口(点1)まで圧力降下が大きくなった場合の、概略図です。理論的には蒸発温度と蒸発圧力は一定であるが、蒸発温度差、圧力差、ともに大きくなってしまう。という図です。
21/12/30
『初級 冷凍受験テキスト』8次改訂版への見直し、済。(21/12/30)【2021(R03)/12/30 新設】