【冷凍能力の算定】平成20年度~平成23年度

ピストンgifアニメ

 平成20年度の2種冷凍から「この事業所」指定がなくなり、長文の問題になりました。年度ごとに言い回しを変えて出題されているようです。

過去問題(H20年度~H23年度)

 長文をお楽しみください。健闘を祈る!

▼ 3種H20/12

この事業所の冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値
 イ.圧縮機の原動機の定格出力の数値。
 ロ.冷媒ガスの種類に応じて定められた数値。
 ハ.冷媒設備の冷媒ガスの充てん量の数値。 答え

【イ.×】 【ロ.◯】 【ハ.×】 ぉっと~、この事業所は往復動式!
 遠心式、吸収式、自然環流式、の違いを把握していますか?法文を一度じっくり読んで過去問こなせば楽勝でしょう。 ▽冷規第5条第4号

▼ 2種H20/7

・冷凍能力の算定基準について冷凍保安規則上正しいもの
 イ.圧縮機の原動機の定格出力の数値は、遠心式圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値である。
 ロ.圧縮機の気筒の内径の数値は、回転ピストン型圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
 ハ.蒸発部又は蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積の数値は、自然循環式冷凍設備を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。 答え

【イ.◯】 【ロ.◯】 【ハ.◯】 2種平成20年度!この長~~い文章(鬱。
 まぁ、条文を読んで把握しておけば大丈夫でしょう。ノートにでもまとめておけば完璧かも。
▽冷規第5条第1号、第4号、第3号

▼ 2種H21/6

・冷凍能力の算定基準について冷凍保安規則上正しいもの
 イ.発生器を加熱する1時間の入熱量の数値は、吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
 ロ.冷媒設備内の冷媒ガスの充てん量の数値は、自然還流式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
 ハ.圧縮機の原動機の定格出力の数値は、回転ピストン型圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。 答え

【イ.◯】 【ロ.×】 【ハ.×】 ぁ~、これは完璧でないと、やばいかも。
 完璧でも問題をよく読むのに疲れますよね。・・・頑張ってください。(この年度あたりから遠心式以外の冷凍機が問題文に出てきました。11/08/29記す)
▽冷規第5条第2号、第3号、第4号

▼ 3種H21/6

・冷凍能力の算定基準について冷凍保安規則上正しいもの
 イ.蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積の数値は、回転ピストン型圧縮機を使用する冷媒設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
 ロ.発生器を加熱する1時間の入熱量の数値は、吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
 ハ.圧縮機の原動機の定格出力の数値は、遠心式圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。 答え

【イ.×】 【ロ.◯】 【ハ.◯】
 イ.表面積は自然環流・循環式だけ。 ▽冷規第5条第3・4号
 ロ.ぅむ、入熱量は、吸収式だけ。 ▽冷規第5条第2号
 ハ.ぅむ、遠心式は原動機定格出力。 ▽冷規第5条第1号
2種も3種も、法令は難易度は同じと思って良いでしょう。ここまで解いたあなたは、この問題は必ずゲットできるでしょう。健闘を祈る!(2010/11/01)

▼ 2種H22/6

・冷凍能力の算定基準について冷凍保安規則上正しいもの
 イ.圧縮機の標準回転速度における1時間のピストンの押しのけ量の数値は、回転ピストン型圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
 ロ.蒸発部又は蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積の数値は、吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
 ハ.圧縮機の原動機の定格出力の数値は、遠心式圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。 答え

【イ.◯】 【ロ.×】 【ハ.◯】近年、問題文が長い。
 イ. ぅむ。R=V÷C ですね。 ▽冷規第5条第4号
 ロ. 表面積は自然環流・循環式だけ。 ▽冷規第5条第2・3号(2号が吸収式)
 ハ. ぅむ。一号条文を読んでください。▽冷規第5条第1号

▼ 3種H22/14

・製造設備の冷媒設備の圧縮機が容積圧縮式(往復動式)である冷凍事業所の1日の冷凍能力の算定に必要な数値
 イ.冷媒ガスの種類に応じて定められた数値(C)
 ロ.圧縮機の標準回転速度における1時間のピストン押しのけ量の数値(V)
 ハ.圧縮機の原動機の定格出力の数値(W) 答え

【イ.◯】 【ロ.◯】 【ハ.×】往復動式である。ま、勉強していれば楽勝♪
 イ. R=V÷C ▽冷規第5条第4号
 ロ. R=V÷C ▽冷規第5条第4号
 ハ. これは遠心式だね。 ▽冷規第5条第4号(遠心式は第1号)

▼ 2種H23/6

・冷凍能力の算定基準について冷凍保安規則上正しいもの
 イ.発生器を加熱する1時間の入熱量の数値は、吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。
 ロ.冷媒ガスの種類に応じて定められた数値は、回転ピストン型圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである
 ハ.圧縮機の原動機の定格出力の数値は、遠心式圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである。 答え

【イ.◯】 【ロ.◯】 【ハ.◯】
 解説略
 イ. ▽冷規第5条第2号
 ロ. ▽冷規第5条第4号
 ハ. ▽冷規第5条第1号

▼ 3種H23/6

・冷凍能力の算定基準について冷凍保安規則上正しいもの
 イ.回転ピストン型圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つに、冷媒ガスの種類に応じて定められた数値がある。
 ロ.吸収式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つに、発生器を加熱する1時間の入熱量の数値がある。
 ハ.遠心式圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つに、その圧縮機の原動機の定格出力の数値がある。 答え

【イ.◯】 【ロ.◯】 【ハ.◯】
 圧縮機の分類は、『SIによる 初級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<7次:P26>の表を見てください。
 イ. 回転ピストン型はロータリー式のことです。▽冷規第5条第4号(←前3号 以外の圧縮機)
 ロ. ▽冷規第5条第2号(← 吸収式といえば2号)
 ハ. ▽冷規第5条第1号(← 遠心式といえば1号)

 09/09/21 10/11/01 11/08/29 12/10/28 13/10/20 14/10/05

修正・訂正箇所履歴

【2017(H29)/05/13 新設】(← 履歴をここに作った日

  • マルチスクリーン対応、および、文章を一部見直し。(2017/05/28)

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