冷却塔は『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P90 (7.4 冷却塔)>
蒸発式凝縮器(テキスト<8次:P93 (7.5 蒸発式凝縮器)>)と混同しないように。
冷却塔の動画です。イメージがつかめるかもしれません。(水の音とファンの音が大きいので音量に注意してください)
この動画の詳しい説明は、「EchoLand-B(冷却塔の動画と問題)」を見てください。
「学識」の問5で出題される問題です。
・冷却塔は蒸発式凝縮器のことであり、冷却管内に冷媒蒸気を、その外面に冷却水を散布する。 H15ga/05
【×】 この問題は、なんだか嫌らしい。 そもそも、冷却塔とは水冷式凝縮器で温められた冷却水を冷却するもの。蒸発式凝縮器<8次:P93>と混同させて受験者を迷わす魂胆と思われる。
ヽ(`Д´)ノ
(まぁ、構造が似ているので間違うな、ということだろうけど。)
・冷却塔は蒸発式凝縮器のことであり、冷却管内に冷媒蒸気を、その外面に冷却水を散布する。 H20ga/05
【×】 ヽ( `´)ノ
平成15年の問題と一字一句違わない、コピペで問題作成ですね?
テキスト<8次:P90~>を読んで「冷却塔」と「蒸発式凝縮器」の違いをつかんでおこう。
・冷却塔から流下する水の表面からの蒸発量は、入口空気の湿球温度が高いほど多くなり、冷却塔の性能が向上する。 H17ga/05
【×】 湿球温度が低いほど蒸発量は多くなる。つまり、乾燥していた方が、ってことだけど・・・テキスト読んでね。<7次:P88左真中辺り>
・冷却塔の水の単位時間当たりの蒸発量は、空気と接する面積に比例するので、大きな表面積をもつ充てん材に均一に水を散布し、その表面をゆっくり流下させることによって、水と空気との接触が十分に行えるようになっている。冷却塔内を流下する水の表面からの蒸発量は、入口空気の湿球温度が高いほど多くなり、冷却塔の性能が向上する。 H23ga/05
【×】 なんて長いんだw 平成23年w
平成17年と同じ。湿球温度が高いほど ← 低いほどが正解。
『上級 冷凍受験テキスト:日本冷凍空調学会』<8次:P91左上>
・冷却塔の補給水量は、ブロー水量と蒸発量の他に飛沫による損失を含めて、通常の場合、循環水量の1.2~2%である。 H18ga/05
【◯】 ぅわ~、嫌らしい問題…覚えるしかないですかね。テキスト<8次:P92左上4行目>
素直な問題が多い年度でも、このような重箱の隅をつつくような問題が出題される。「学識」は計算含めて10問しかないからこういう問題は、ほんとに、嫌らしい。
これが分からないために、1問落とすことになりかねない。なので、問1と問2の計算問題を捨てないように。
・冷却塔では、冷媒蒸気から熱を奪って温度が高くなった冷却水の一部を蒸発させて、その蒸発潜熱によって冷却水自身を冷却する。 H26ga/05
・冷却塔は、水冷凝縮器において冷媒蒸気から熱を奪って温度の高くなった冷却水を冷却塔内に導き、その一部を蒸発させ、水の蒸発潜熱によって冷却水自身を冷却する。 H30ga/05
【両方 ◯】 その通りだ! テキスト<8次:P90右下 (7.4.1 構造と伝熱作用)>冒頭部分ズバリ的。
・冷却塔において流下する水の表面からの蒸発量は、ファンによって吸い込まれる空気の湿球温度が高いほど多くなり、冷却塔の性能が向上する。 H28ga/05
【×】 ぅむ。 湿球温度が低いほど多くなり、
ですね。テキスト<8次:P91左上>
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